【施工事例】砂川印刷株式会社新社屋

不動産のクラリスを運営する株式会社大一不動産は、一般建築・注文住宅・リフォーム・建築コンサルティングなどを取り扱う株式会社DI・SANWA CORPORATION、大一建設株式会社を加えた３社を中心としたＤＩグループを構成する企業です。


これまでＤＩグループで手がけてきた施工事例をご紹介します。

設計：株式会社マウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所

施工：株式会社DI・SANWA CORPORATION


受賞：第23回木材活用コンクール 優秀賞（日本木材青壮年団体連合会会長賞）

掲載：日経アーキテクチュア No.1171 (2020 7-9)


CLT（Cross Laminated Timber）パネルを利用した木造平屋の社屋です。

CLTでは、丸太から切り出された木を、繊維の向きを直交するように重ねて接着した木質系の材料をを使用します。日本では直交集成板と呼ばれることも多く、大きなパネルをつくりだすことが可能で、このパネルを壁と床に使用しパネルの構成だけで強度を保っています。

砂川印刷株式会社社屋新築工事では、最大高さ12mのパネルを使用しました。CLT構造は積層が直交し2方向の強度があります。また、270mmの厚みがあるため断熱材も必要ありません。

砂川印刷様ではオフィスとギャラリーとして建物を使用するため、天井部の開口から光を取り込み、空間を明るくする工夫がされています。さらにCLT構造では、柱がなくても十分な強度があるため、より広く、より自由に使用できる空間が生まれます。

また室内からは前方に広がる那須の山々が見渡せるよう、大開口窓が設置されています。

CLT工法は大規模な建築だけでなく、住宅や店舗での活用も可能です。

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